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日本の伝統建築は、中世の時代いわゆる鎌倉・室町時代に、道具・工法等過去の建築方式を払拭するような大発展を遂げました。この時代の建築に対するセンスは素晴らしく、純和様、唐様は勿論のこと、折衷様という各種様式を取り入れた建築も出来ました。 当時の多くの建物が、国宝・重要文化財として今日まで残っています。 安堵感があり、研ぎすまされた美しさがある。誰もが感じるその感覚は、実は素晴らしい伝統工法に根ざしたものだったのです。各部材の寸法比率を木割といいます。これらの建物を解析研究すると、実に木割のバランスの良いことが解ります。木割のバランスの良い建物は安堵感があり、美しい。そして美しい建物は後世に残る。免震・耐震という構造学のなかった時代の建物が、如何に現存なし得たのか。一見非論理的に思われがちな伝統工法を論理的に解析し、そのバランス感覚を、現代の工法に活かしたい。淘汰され残った建物には力があります。新しい建物に、後世に残るべき力を与えたい。そんな思いで、日々設計に取り組んでいます。 |
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- 昭和47年4月
- 京都大学外郭団体 (財)建築研究協会日本建築研究室に入社
- 工学博士 村田治郎、工学博士 大森健二に師事
- 中世建築の伝統技法を新築設計に生かす為、設計監理部門に従事
- 昭和63年10月
- (財)建築研究協会東京事務所を開設後、所長に赴任
- 関東・東北地方を活動の拠点とし、設計活動に従事
- 平成15年10月
- 監督官庁である、文部科学省のガイドラインにより、一般社寺建築の設計監理業務については、公益法人の業務範囲を超えるという見地から、学術研究団体としての活動と、明確に分離することを決定
- 平成15年11月
- (財)建築研究協会東京事務所の従来からの業務を継承しつつ、社寺建築設計監理を専門とする会社として、(株)社寺建築研究所を発足
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